改善例10: 経過観察と言われた小学生の外反母趾

外反母趾研究所

改善例10: 経過観察と言われた小学生の外反母趾

改善例

2021/02/25 改善例10: 経過観察と言われた小学生の外反母趾

 

 

K・M様(10代 女性 小学生)

 

K・Mさんは小学6年生の女の子ですが、4年生頃から変形が始まり、5年生の春ごろから痛みが出始めました。

 

5年生の秋に運動会の練習をしていて左親指の付け根に今までにない痛みを感じたため近所の整形外科を受診しました。

 

整形外科ではレントゲン検査の結果、「外反母趾ですが特に治療法はないので様子をみてください。」と説明されただけでした。

 

しばらくは様子をみていたのですが、一度強くなってしまった痛みはなかなか引かないため、お母さんと外反母趾研究所にいらっしゃいました。

 

外反母趾角は 右22.8度 左29.6度ですでに中程度の外反母趾の分類に入ってしまっていました。

 

また、足の力を抜くと親指以外の4本の指が浮き上がっていて(浮き指)、親指が人差し指の下に入りかけていました。

 

歩行を確認しましたが、やはり足指を使っていないペタペタ歩きをしていましたので、それらを含めた生活習慣の改善とテーピングを併用した治療を行いました。

 

K・Mさんは初日から足指を使った歩き方が出来ましたが、今まで蓄積されていた患部の痛みのため、長時間の正しい歩行はまだ無理のようでした。

 

それでも、少しずつ意識をしながら足指を使った歩き方を続けていたので、33日目には痛みが5割ほど消失しました。

 

痛みが少なくなると、さらにしっかり足指に体重が乗せられるようになるので、62日目には日常生活での痛みはほとんど気にならなくなりました。

 

そして、約3ヶ月後の92日目で運動や走った後でも痛みを感じなくなったため治療を終了しました。

 

初診時と比較すると、親指の曲りが少なくなり、外反母趾角は 右17.8度 左20.5度まで改善していました。(中程度の外反母趾が約3ヶ月でここまで形が改善する例はめずらしいです。)

 

浮き上がっていた4本の指もほとんど真っ直ぐになり、あまりキレイでなかった爪も靴に圧迫されなくなったため、とてもキレイな爪になりました。

 

K・Mさんとお母さんには大変喜んで頂いたので、私もとても嬉しかったです。

 

 

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