改善例12: 手術しかないと言われたバニオン

外反母趾研究所

改善例12: 手術しかないと言われたバニオン

改善例

2021/02/25 改善例12: 手術しかないと言われたバニオン

 

 

K・F様(60代 女性 主婦)

 

K・Fさんは半月前から左親指の付け根に水が溜まったような腫れが発症し、近隣の整形外科を受診しました。

 

そこではバニオンと診断され、ここまで腫れてしまうと手術しか方法がないと言われたそうです。

 

バニオンは、親指付けの内側にある滑液包という小さな袋が炎症を起こして腫れてしまう症状です。

 

K・Fさんなるべく手術をしたくなかったので、インターネットを調べて外反母趾研究所にご相談にいらっしゃいました。

 

本来、バニオンは急性の炎症を起こしているため保存的療法の範囲を超えているのですが、K・Fさんの場合は半月が経過していたのと患部の痛みが著明でなかったので治療をお引き受けすることにしました。

 

お引き受けしたもう一つの理由は、K・Fさんが指を使っていない悪い歩き方をしていたので、『ゆりかご歩き』ができるようになれば滑液包へのストレスも少なくなるだろうと考えたからです。

 

バニオンの上にクッション材を貼って靴の当たりをカバーしてからテーピングを行い、さらに歩行改善に取り組みました。

 

初診から33日目でバニオンが小さくなったのが確認され、67日目にはほとんど消失しました。

 

初診時には半年は時間を必要とすると説明していましたが、思ったより早く改善したのでお互いに良かったねと喜び合いました。

 

K・Fさんは外反母趾変形が著明なわりに、初診時から『ゆりかご歩き』ができたことが早期の改善につながったのではないかと考えています。

 

K・Fさんはバニオンがひどくなる前はドイツ製の靴を愛用されていて、毎日ウォーキングをしていたそうです。

 

しかし、歩き方そのものが悪ければ、足に良い靴を履いて健康のためにウォーキングをしても、それがかえって足を壊してしまう原因になってしまう場合もあるのです。

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