外反母趾と縦アーチの関係 その3

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外反母趾と縦アーチの関係 その3

足の障害コラム

2017/07/06 外反母趾と縦アーチの関係 その3

もし、自分の足を扁平足かハイアーチかどちらか選ばなければいけないのなら、私は迷わず扁平足を選びます。

 

以前はよく「扁平足だから外反母趾になる」と言われていて、私もそのように思い込んでいました。

 

 

しかし、外反母趾をはじめとした足のトラブルについての臨床経験を重ねていくうちに、次のような考えを持つようになりました。

 

「扁平足がいろいろな足のトラブルの原因とされているが、ハイアーチの方が問題なのではないだろうか?」 そのような考えを持つようになったのは、ハイアーチ特有の足裏の接地面と、それによる浮き指の発症率の高さに着目したからです。

 

ハイアーチは扁平足よりも浮き指になる確率が高くなります。

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ハイアーチは中足骨が急な角度で地面に傾き、指とつながる中足骨の関節面(第3関節)が地面に向くので、必然的に指の骨は第3関節の関節面より上方に浮き上がるため浮き指になります。

 

一方、扁平足の場合は中足骨が地面とほぼ平行の位置にあり、中足骨の第3関節の関節面はつま先の方向を向くため、外的要因がなければ浮き指になる必要がありません。

 

もちろん、扁平足でも浮き指になる方はいますが、その外的要因が【歩行サイクルの中で指が体重を支えていない歩き方】をしていることです。

 

浮き指になるとしっかり地面に着いて体重を支えなくなるため、いろいろな足のトラブルに発展してしまいます。

 

ハイアーチの方は先天的に浮き指になりやすい傾向にあるため、歩き方には特に注意が必要です。

 

足裏の接地面だけ比較すれば扁平足の方がハイアーチより有利です。

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足裏の接地面を比較すると、扁平足は足裏全体が地面に接地しますが、ハイアーチは踵と指の付け根(中足骨骨頭部)しか接地していません。

 

『歩く』という動作を抜きにして『体を支える』ことだけに着目すれば、扁平足のように足裏全体が地面に接地していた方が安定感があります。

 

足にアーチがあるのは『歩く』動作において、地面からの衝撃を吸収する必要があるからで、扁平足が良くないと言われるのは、この地面からの衝撃を吸収することができないからです。

 

しかし、扁平足でも『ペタペタ歩き』ではなく『ゆりかご歩き』をすることで、足や体が受ける地面からの衝撃を減少させることは十分可能です。

 

外反母趾クライアントさんの縦アーチ形状の統計

 

以前に私が診た外反母趾のクライアントさんを無作為に400名選び、縦アーチの形状をフットルックによって分類し統計をとったことがあります。 1番多いのは縦アーチが正常の329足で全体の82.2%

2番目に多いのはハイアーチの46足で全体の11.5%

3番目が扁平足の25足で全体の6.3%

 

ハイアーチと扁平足ではどちらが日本人には多いのか分かりませんが、少なくとも外反母趾研究所での統計では扁平足よりハイアーチの方が2倍近く外反母趾になっていることが分かりました。

 

同じ歩行条件で両者を比較すると、扁平足は体重を指までスムーズに移動しやすい形状ですが、ハイアーチは浮き指傾向にあるため体重がスムーズに指まで移動しにくい形状であると考えられます。

 

この形状の違いにより【指を使わない歩き方】をする確率はハイアーチの方が高くなるため、外反母趾の統計でも扁平足の2倍近い数字が出たのではないかと考えています。

 

扁平足はハイアーチに比べてアーチサポートが可能です。

 

扁平足は靴やインソールによるアーチサポートが可能ですが、ハイアーチはアーチを低下させるようなサポート法がありません。

 

たまに外反母趾外来で、ハイアーチなのに縦アーチサポートのインソールを処方されている方がいらっしゃいますが、私は横アーチサポートならともかく縦アーチサポートは意味がないと考えています。

 

以上が扁平足とハイアーチの二者択一を迫られた時に、私が迷わず扁平足を選ぶ理由です。

 

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