外反母趾について

外反母趾研究所・東京本部

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外反母趾について

外反母趾について

IP関節外反母趾とMTP関節外反母趾

外反母趾には、親指の第1関節だけ外反しているもの、第2関節だけ外反しているもの、第1・2関節の両方が外反しているものがあります。

専門用語では、親指の第1関節をIP関節、第2関節をMTP関節と呼んでいるので、親指の第1関節だけが外反しているものはIP関節外反母趾と呼ばれています。

IP外反母趾

IP関節外反母趾    MTP関節外反母趾

一般的な外反母趾は親指のMTP関節の変形がほとんどですが、最近ではIP関節外反母趾も目にする機会が増えてきました。

MTP関節外反母趾は、指を使って歩いていないことによる退化が原因で後天性のもので、IP関節外反母趾は骨の変形による先天性のものであると外反母趾研究所では認識しています。

IP外反母趾X-P

IP関節外反母趾のレントゲン写真を見ると、親指がIP関節から外反しているのではなく、親指の末節骨(先端の骨)そのものが外反変形しているのが確認できます。

一般的なMTP関節外反母趾は、後天的な要因により筋肉や靭帯のバランスが崩れてMTP関節から外反するため、骨そのものが外反することはありません。

ですから、原因である後天的な要因にアプローチできれば改善させることは可能ですが、IP関節外反母趾の末節骨変形については保存的療法で対応することは不可能です。

外反母趾の角度

外反母趾角

外反母趾は親指が外側に曲がってしまい、主に親指の付け根に痛みが発症します。
 外反母趾の程度はMTP関節の外反母趾角という角度によって分類され、15度以下が正常、15~20度が軽度、20~40度が中程度、40度以上が重度とされています。

外反母趾の変形は親指の骨が曲がると誤解されやすいのですが、実際には親指の骨と中足骨をつなぐMTP関節の部分から曲がります。

外反母趾角が40度以上の重度になると親指の骨は亜脱臼してしまい、ここまで進行すると保存療法での対応は困難になります。

男女比では圧倒的に女性に多く発症し、その比率は2:8もしくは1:9とも報告されています。
原因については、ハイヒール・先の細い靴・扁平足・開張足・過回内・筋力低下・肥満などいろいろな諸説があります。

外反母趾のレントゲン

治療法については保存療法と手術療法に分けられ、主な保存療法はインソール・外反母趾対応の靴・ストレッチ・筋トレなどが行われていますが、残念ながら歩行改善という分野には目を向けられていないのが現状です。
 

外反母趾研究所では外反母趾の変形と痛みを二大症状として捉えていて、それぞれの根本的な原因が悪い歩き方にあると考えています。
幅の広い靴・素足と同じ感覚で歩ける靴・外反母趾対応の靴を履いていても、素足の歩き方そのものが悪ければ、外反母趾は根本から改善しません

外反母趾の変形の原因

外反母趾研究所は外反母趾変形の大きな原因は、『指を使わない歩き方』による親指を含めた足部の筋力低下と、親指への継続した外反(小指)方向への圧迫という2つのメカニズムにあると考えています。

メカニズム1. 親指を含めた足部の筋力低下

外反母趾変形と筋肉

『指を使わない歩き方』を続けていると、足の横アーチの構成に関与する筋肉が衰えることによって横アーチが徐々に崩れて足の横幅が広がり開張足になります。

足の横幅が広がると、親指の骨は付着する筋肉に外反(小指)方向へ引っ張られるため、親指は徐々に曲がって変形が進行していきます。

メカニズム2. 親指への継続した外反(小指)方向への圧迫

外反母趾になる方は親指の腹の部分ではなく、付け根の部分で地面を蹴り出すように歩いています。
そのため、歩行の最後に足部が縦アーチを潰すように内側に捻じれるため、親指の側面は常に地面から外反方向へ圧力を受けるようになります。

体重を支える仕事をしない親指は筋力が低下しているため、この外反方向への継続した圧力に逆らえず、徐々に外反変形が進行していきます。 

外反母趾の歩き方

※足部が縦アーチを潰すように内側に捻じれる状態を医学用語では過回内(かかいない)と呼んでいます。

欧米の足病学では過回内が外反母趾の原因と提唱していますが、外反母趾になる足の全てが先天的な過回内の形状にはなっていません。

外反母趾研究所では外反母趾の共通項は『指を使わない歩き方』にあり、その結果、二次的に誘発されて過回内が発症すると考え、根本的な歩行改善に取り組んでいます。

過回内歩行の改善


靴を履かずに素足の生活をしていても、歩き方が悪ければ親指の側面は地面からの圧力を受け続けます。
素足やサンダルの生活をしていても外反母趾になるのは、このような『指を使わない歩き方』をしていることが原因と考えています。

上の画像は歩行改善指導前・後を比較したものですが、本人が意識して歩行改善に取り組むことで、素足の状態でも過回内歩行を根本から矯正させることが可能となります。

外反母趾の痛みの原因

メカニズム1. 『指を使わない歩き方』による地面からの過剰なストレス

外反母趾の方は親指をさらに小指方向に曲げてみれば分かりますが、親指を外反しただけでは痛みが出ることはありません。
当院では外反母趾の痛みの原因を「親指が曲がってくるから」ではなく、『指を使わない歩き方』によって親指の付け根にストレスが蓄積された結果と考えています。

骨頭部の側面図

時々、歩いていない時でも患部がズキズキと痛む方もいますが、長時間の歩行の後に発症するものがほとんで、この症状も歩き方に原因があります。
 

外反母趾の変形は親指の曲がりばかりに意識を向けがちですが、親指の付け根を横から観察すると、そのほとんどが太く膨らんでいて、急性炎症の腫れとは違い骨が膨隆しているような硬い触感があります。
 

この状態は、毎日の歩行で親指の付け根が地面に叩きつけられ・体重を支え続けることで、親指の付け根の骨の骨膜や毛細血管が破壊され骨化した結果と考えています。 
外反母趾の痛みを改善させるためには、『指を使わない歩き方』をやめて親指の付け根にストレスを蓄積させない歩き方に変えることが必要なのです。

 

※骨化するのは経過の長い外反母趾のケースで、若年層の付け根の太さは炎症によるものが大きいと考えています。

メカニズム2. 過回内歩行による靴からの過剰なストレス

過回内の比較図

外反母趾になる方は親指の付け根の部分で地面を蹴り出すように歩いているため、足部が縦アーチを潰すように内側に捻じれ(過回内)ます。

足部が内側に捻じれることで親指の付け根(特に側面)が靴から過剰なストレスを受け続けるため痛みや炎症を起こします。

歩行改善に取り組んで変形がまだ改善していないにも関わらず、今まで痛くて履けなかった靴が履けるようになるケースは、過回内歩行が矯正されて親指の付け根が靴からの過剰なストレスを受けなくなるからだと考えています。

外反母趾は親指の付け根が骨化する

骨頭部痛

外反母趾の方は親指の曲りばかりに意識が向いて、指の付け根が太くなっていることに気づいていないことが多いようです。

骨化性筋炎(こっかせいきんえん)と呼ばれる筋組織の異常骨化現象があります。

筋肉・骨膜などが損傷を受け発症した血腫にカルシウムが異常集積した結果、筋肉内に骨組織が形成される症状です。

親指の付け根が太くなるのは骨化性筋炎と同じメカニズムで、悪い歩き方で繰り返されるストレスによって、患部の関節包・骨膜・毛細血管が損傷を受け、血腫が発生し二次的に骨形成したものではないかと外反母趾研究所では考えています。

骨頭部レントゲン

このレントゲンは外反母趾のクライアントさん(60歳・男性)の親指の付け根ですが、右の正常な状態と比べると、付け根の骨周囲が異常に骨化して種子骨にまで同化しています。

中足骨骨頭部

関節包・骨膜・毛細血管だけでなく、指の付け根の周囲を走行する神経も同じように繰り返されるストレスによって損傷する可能性があります。

モートンと呼ばれる第3・4趾に好発する痛みやしびれは、指の付け根の部分を走行する足底神経(黄色の線)がストレスの蓄積によって腫瘤となってしまうことが主な原因だと考えています。

母指球部のタコ
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また、多くの外反母趾の方の足裏には指の付け根の部分にタコができていますが、指を使わずこの部分で蹴り出すように歩いていることが原因なので、削ってもしばらくするとまたタコができてしまいます。

いずれにせよ日常生活において、指の付け根にストレスを蓄積させないように歩くことが根本的な予防・改善につながるのです。

外反母趾と反り母趾

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足の指は手の指と比べて日常生活で握る動作を行わないので、指を曲げる筋肉の必要性があまり感じられませんが、足の指を曲げる筋肉は指が地面に着いて体重を支える時に初めて働きます。

親指の先端の骨に付着している『長母趾屈筋』という筋肉は親指の第1関節を曲げる(握る)働きをしていますが、指を使って歩く習慣がないと親指は腹の部分ではなく付け根の部分で体重を支えてしまうため、長母趾屈筋はほとんど使われず退化していきます。

歩行時の反り母趾

その結果、親指の第1関節を伸ばす(反らす)働きをしている『長母趾伸筋』とのアンバランスが生じて親指の先端が反り上がっていきます。

さらに、親指の先端が靴に当たることで反り母趾変形が進行していきます。

外反母趾の方は親指の曲りばかりに意識が向いて、先端が反り上がってがっていることに気づいていないことが多いようです。

外反母趾とバニオン(滑液包炎)

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外反母趾の中には親指の付け根に水が溜まり腫れてしまうケースがあります。

この症状はバニオン(滑液包炎)と呼ばれ、親指の付け根の骨と皮下組織の間にある滑液包が炎症を起こして腫れてしまったものです。

指の付け根の部分で地面を蹴り出すように歩くと、足部が内側に捻じれ(過回内)、親指の付け根は靴から過剰なストレスを受け続けるため痛みや炎症を起こします。

ですから、親指の付け根を『支点』としてではなく『通過点』として歩く『ゆりかご歩き』をすることで、バニオンの炎症を改善させることが可能となります。

※激痛を伴う急性バニオンの場合、先ず整形外科で消炎治療を受けてください。

外反母趾と浮き指

浮き指1
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外反母趾の方は体の重心が後ろに片寄っていて、踵に体重をかけ過ぎて歩いたり・立っている傾向があります。
このため、指が体重を支えなくなるので屈筋(指を握る筋肉)が退化して指が次第に浮き上がるようになります。

この指の形状は浮き指と呼ばれて、外反母趾には必ずみられる症状のひとつです。

逆立ち

逆立ちをイメージしてみて下さい

手の平から指までしっかり地面に着いて体を支えることで、体のバランスを安定させて逆立ちをすることができます。
この時、手の指は真っすぐ伸びた状態ですが、主に握る作用の筋肉が働くことで体を支えています。
 

足の指は手の指と比べて日常生活で握る動作を行わないので、握る筋肉の必要性があまり感じられませんが、この筋肉は逆立ちしている時の手の指と同じように、地面に着いて体重を支える時に働きます。
 ですから、浮き指のように指を浮かして足裏だけで体重を支える生活を続けていると、握る筋肉は退化していきます。

足裏接地の画像

これはフットルック(足裏バランス測定装置)による外反母趾の方の立位時における足裏の画像です。

色の違いで足裏の荷重状態が表示され、体重のかかり具合が高い順に、白・赤・黄・緑・青と変化していきます。

青色の部分は地面に接地していないことを表していますが、ほとんどの外反母趾の方がこのような状態です。
 逆立ちをした時に、指を浮かして手の平だけで体重を支えようとすると非常に安定性が悪くなるため、バランスを調整して安定を保とうとして体に余計な負担をかけてしまいます。
 外反母趾の方もこれと同じで指で体重を支えて立っていないために、体に余計な負担をかけて生活しているのです。

男性の外反母趾について

男性外反母趾
男性の外反母趾2

外反母趾=女性のイメージがありますが、もちろん、男性でも外反母趾になってしまいます。

ただ、女性と違ってハイヒールなどの足に負担のかかる靴を履かないことや、女性よりも筋力があり多少の変形では痛みが出ないため本人にはあまり意識されることが少ないようです。
意外に思われるかもしれませんが、外反母趾研究所に来院される外反母趾の男性の方は、趣味のスポーツなどで足をよく使う方が多い傾向にあります。

右足の外反母趾の痛みで来院された40代男性(プロゴルファー)の『指を使わない歩き方』の動画です。日常生活で指を使って歩いていれば、ゴルフボールを打つ際に足元が安定するので飛距離がさらに伸びていたことでしょう。

外反母趾の原因は指を使って歩いてないこと

外反母趾の本当の原因をひと言で表現するのなら指を使って歩いていないからと言えるでしょう。

あまりにシンプル過ぎるので、外反母趾の治療法ついて今までこの点が見落とされていて外反母趾=ハイヒールが原因というイメージが強いため、靴だけに注意が向けられてきました。

外反母趾は『指を使って歩いていない』という悪い生活習慣により足が退化して機能が損なわれ発症した、いわゆる足の生活習慣病です。

ですから、 装具・テーピング・サポーター・インソール・外反母趾対策の靴を使用しても、指を使って歩かなければ外反母趾の痛みや変形の根本的な改善には至りません。

歩行の側面

外反母趾の原因となる『指を使って歩いていない』歩き方をさらに詳しく分析すれば歩行サイクルの最後に指が体重を支えて歩いていないことを指しています。

外反母趾・内反小趾・浮き指・開張足などの変形は、指が体重を支えていないことで指に関係する筋肉が退化した結果です。

また、指ではなく指の付け根で体重を支えて歩くため、指の付け根にストレスが蓄積されて痛みが出たりタコや魚の目ができたりします。

これに加えて踵からではなく足裏から接地して歩くことで、足底筋膜などの足裏の軟部組織や指の付け根に地面からの衝撃ストレスが蓄積されていきます。

接地比較

ですから、外反母趾の方が毎日1万歩ウォーキングしていたとしても、足裏から接地して指の付け根で体重を支えて歩いていれば、かえって足を壊していることになります!

『健康のために歩きましょう』とよく言われますが、歩き方を間違えてむやみに歩くと、逆に健康を害する結果となってしまいます。

指に力を入れて歩いてはいけない!

指力入れ

注意しなければいけないのが「指を使わない歩き方をしているなら、指に力を入れて歩くようにしよう!」と自己流で歩き方を変えてしまうことです。

実は、ゆりかご歩きは単に指に力を入れて歩くという単純なものではないので、自己流で指に力を入れて歩いてしまうと逆に足のトラブルの原因になってしまいます。

また、巷で言われている『指で地面蹴るように・掴むように歩く』ことを指に力を入れて実践すると、かえって足を痛めてしまいます。

※注意自己流で指に力を入れて歩くと症状が悪化しますので、必ずボディバランスから歩行分析できる専門家の治療を受けてください。

外反母趾以外の足のトラブルにも対応しています

開張足・内反小趾・タコなども対応

内反小趾・タコ

外反母趾以外にも足のトラブルには内反小趾・開張足・タコ・魚の目・ハンマートゥや足の各所の痛みがありますが、これらも悪い歩き方が原因です。
ですから、これらの足のトラブルもテーピングやインソールでサポートするだけでは、根本的な改善になかなか至らないのです。

外反母趾研究所・東京本部ではこれらの足のトラブルに対して、『ゆりかご歩き』という歩行改善法を用いてアプローチをしています。
 

外反母趾研究所の書籍・DVD

外反母趾の新しいアプローチ法

痛みが出てしまう前に外反母趾治療を

外反母趾の施術を積極的に行っている当院では、外反母趾の痛みが出てしまう前の予防にも力を入れております。
子どもの頃から早めに歩き方の改善をすることで、外反母趾の変形を防止することができ、足指の脱臼や痛みを感じることなく、快適に歩き続けることができます。

体幹の使い方を含めた総合的なアドバイス

体幹の使い方を含めた総合的なアドバイス

外反母趾研究所は外反母趾の原因となる悪い歩行については、足首から下だけに問題があるとは考えておりません。

膝や股関節の動き・重心の移動・ボディバランスなどの体幹の使い方も含めた総合的な観点から歩行分析を行い、個人に合った『ゆりかご歩き』を指導しています。
当院はこれまでにたくさんの方に来院頂き、確かな実績を積み上げて地域に根ざしてきました。

外反母趾治療をお探しなら外反母趾研究所・東京本部におまかせくだい

外反母趾研究所は歩行について、足の接地・つま先の向き・足裏の接地面の体重移動・指の力の入れ方などをチェックしていますが、足首から下だけに問題があるとは考えていません。

その他にも、膝や股関節の動き・重心の移動・ボディバランスなどの体幹の使い方も含めた総合的な観点から歩行分析を行い、個人に合った『ゆりかご歩きを指導しています。

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